【鈴木鋭智(ミニマル思考カフェ)】 バックナンバー
日時 | タイトル |
---|---|
2018/09/13(木) 12:20 | 嫌いな奴こそ学びが大きい【ミニマル思考カフェ】 |
────────────────────────────
◆ミニマル思考カフェ◆
<2018.9.13号 Vol.0017>
嫌いな奴こそ学びが大きい
鈴木鋭智オフィシャルサイト
http://suzukieichi.com
※配信停止はこちらから→ https://twelfth-ex.com/dm/114696/1/
────────────────────────────
■〈1〉嫌いな奴こそ学びが大きい
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
こんにちは。
鈴木鋭智です。
本メルマガは
『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』、
『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
の著者、鈴木鋭智が
書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
気づいたり、考えたりしたことを
ゆる〜く、軽〜くお伝えします。
────────────────────────────
■〈1〉嫌いな奴こそ学びが大きい
────────────────────────────
いままで、いろんな人に出会って
いろんなことを教わってきましたが、
必ずしも
いい人、気の合う人、好きな人
とは限らない。というお話です。
大学に入学してすぐ、
本当に相性の悪い男がいました。R君です。
彼はクラスを仕切るのが大好き
飲み会を仕切るのが大好き
みんなで盛り上がるのが大好き
一方、私は
他人に仕切られるの大嫌い
飲み会のノリが大嫌い
みんなでつるむの大嫌い
(それに何かと「俺、東京出身」をひけらかすところも気に入らなかった・笑)
なので、R君とは水と油というか、
合わないを通り越して、一触即発の敵同士(笑)
のちに同じ研究室になったときには
周りの同級生も
「この2人、同じ部屋にいていいのか?」
みたいなピリピリした空気になっていました。
そんなある日、
授業で各自が担当部分について発表するという場がありまして、
文献をまとめるくらいの発表なので、
しかも文系、心理学専攻なので、
多くの人のレジュメは文章メインになるわけですよ。引用とか。
ところがR君のレジュメだけ
キーワードを矢印でつないだだけの
フローチャート(図)だったんです。
へー、物事ってこんなにシンプルに説明できるんだ?!
みんなと全然違うスタイルで発表しても、いいんだ?!
このとき、パカっと蓋を開けられたような気がしました。
私の後年のキャリアにものすごく影響していることは言うまでもありません。
それからしばらくして、
教授の退官祝いのパーティーの帰り、
たまたまR君と同じ方向に歩くことになってしまいました。
このときも友人たちは「えっ?」みたいな反応でしたが、
そのころには2人とも人生いろいろあって丸くなったのか、
一触即発という間柄ではなくなっていたんですよ。
その帰り道、酔ったR君が言うんです。
「俺さあ、数字って2から始まると思うんだよ」
は?
「だってさ、ものが1つだったら数える必要ないじゃん。
2つ以上あるから数字が必要になる」
えっ、何こいつ?
インド人のゼロ並みに凄いこと言ってない?!
結局、大学院を出るまで「仲良し」にはなりませんでしたが、
R君のエキセントリックな発想はずっと私の中に残っていて、
彼がいなかったら『小論文のオキテ55』も『ミニマル思考』も書いてなかったかもしれません。
だったら謝辞でお礼くらい書けよって話ですが、
いまどこで何してるか知らないし(笑)
大嫌いだったけど、大きな影響を受けた男の話でした。
────────────────────────────
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
秋ですね。
ようやく涼しい顔でスリーピースが着られる季節になりました。
1軍のスーツたち(全部チェルッティ1881)の出番。
そうそう、先日2軍から1軍昇格になった1着も仲間入りです。
【ご意見・ご感想】お待ちしております。
http://suzukieichi.com/contact/
【バックナンバーはこちら】
http://analyst-ex.com/bkn114696/1/
────────────────────────────
発行元 : 鈴木鋭智事務所 http://suzukieichi.com
発行責任者:鈴木鋭智
(C)Copytight 2018 eichi suzuki
記載事項の著作権は当方に帰属します。無断転載・流用はご遠慮ください。
────────────────────────────
◆ミニマル思考カフェ◆
<2018.9.13号 Vol.0017>
嫌いな奴こそ学びが大きい
鈴木鋭智オフィシャルサイト
http://suzukieichi.com
※配信停止はこちらから→ https://twelfth-ex.com/dm/114696/1/
────────────────────────────
■〈1〉嫌いな奴こそ学びが大きい
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
こんにちは。
鈴木鋭智です。
本メルマガは
『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』、
『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
の著者、鈴木鋭智が
書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
気づいたり、考えたりしたことを
ゆる〜く、軽〜くお伝えします。
────────────────────────────
■〈1〉嫌いな奴こそ学びが大きい
────────────────────────────
いままで、いろんな人に出会って
いろんなことを教わってきましたが、
必ずしも
いい人、気の合う人、好きな人
とは限らない。というお話です。
大学に入学してすぐ、
本当に相性の悪い男がいました。R君です。
彼はクラスを仕切るのが大好き
飲み会を仕切るのが大好き
みんなで盛り上がるのが大好き
一方、私は
他人に仕切られるの大嫌い
飲み会のノリが大嫌い
みんなでつるむの大嫌い
(それに何かと「俺、東京出身」をひけらかすところも気に入らなかった・笑)
なので、R君とは水と油というか、
合わないを通り越して、一触即発の敵同士(笑)
のちに同じ研究室になったときには
周りの同級生も
「この2人、同じ部屋にいていいのか?」
みたいなピリピリした空気になっていました。
そんなある日、
授業で各自が担当部分について発表するという場がありまして、
文献をまとめるくらいの発表なので、
しかも文系、心理学専攻なので、
多くの人のレジュメは文章メインになるわけですよ。引用とか。
ところがR君のレジュメだけ
キーワードを矢印でつないだだけの
フローチャート(図)だったんです。
へー、物事ってこんなにシンプルに説明できるんだ?!
みんなと全然違うスタイルで発表しても、いいんだ?!
このとき、パカっと蓋を開けられたような気がしました。
私の後年のキャリアにものすごく影響していることは言うまでもありません。
それからしばらくして、
教授の退官祝いのパーティーの帰り、
たまたまR君と同じ方向に歩くことになってしまいました。
このときも友人たちは「えっ?」みたいな反応でしたが、
そのころには2人とも人生いろいろあって丸くなったのか、
一触即発という間柄ではなくなっていたんですよ。
その帰り道、酔ったR君が言うんです。
「俺さあ、数字って2から始まると思うんだよ」
は?
「だってさ、ものが1つだったら数える必要ないじゃん。
2つ以上あるから数字が必要になる」
えっ、何こいつ?
インド人のゼロ並みに凄いこと言ってない?!
結局、大学院を出るまで「仲良し」にはなりませんでしたが、
R君のエキセントリックな発想はずっと私の中に残っていて、
彼がいなかったら『小論文のオキテ55』も『ミニマル思考』も書いてなかったかもしれません。
だったら謝辞でお礼くらい書けよって話ですが、
いまどこで何してるか知らないし(笑)
大嫌いだったけど、大きな影響を受けた男の話でした。
────────────────────────────
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
秋ですね。
ようやく涼しい顔でスリーピースが着られる季節になりました。
1軍のスーツたち(全部チェルッティ1881)の出番。
そうそう、先日2軍から1軍昇格になった1着も仲間入りです。
【ご意見・ご感想】お待ちしております。
http://suzukieichi.com/contact/
【バックナンバーはこちら】
http://analyst-ex.com/bkn114696/1/
────────────────────────────
発行元 : 鈴木鋭智事務所 http://suzukieichi.com
発行責任者:鈴木鋭智
(C)Copytight 2018 eichi suzuki
記載事項の著作権は当方に帰属します。無断転載・流用はご遠慮ください。
────────────────────────────