【鈴木鋭智(ミニマル思考カフェ)】 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2018/11/12(月) 12:20 | 辞めたいバイト講師をフグ料理で引き留められるか?【ミニマル思考カフェ】 |
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◆ミニマル思考カフェ◆
<2018.11.12 Vol.0077>
辞めたいバイト講師をフグ料理で引き留められるか?
鈴木鋭智オフィシャルブログ
http://suzukieichi.com
※配信停止はこちらから→ https://twelfth-ex.com/dm/114696/1/
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■〈1〉辞めたいバイト講師をフグ料理で引き留められるか?
■〈2〉編集後記&お知らせ
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こんにちは。
鈴木鋭智です。
本メルマガは
『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』、
『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
の著者、鈴木鋭智が
書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
気づいたり、考えたりしたことを
ゆる〜く、軽〜くお伝えします。
────────────────────────────
■〈1〉辞めたいバイト講師をフグ料理で引き留められるか?
────────────────────────────
地方の学習塾をお手伝いしたときの話です。
塾長によると、若い女性講師(大学生アルバイト)が辞めたがっていると。
彼女のモチベーションを上げて、どうにか引き留めたい、
という話でした。
そこで塾長が企画したのが、飲み会。
しかも豪勢にフグ料理の店に講師全員を招待しました。
でもその女性講師、ウジウジして「モチベーション」がまったく上がっていないんです。
せっかくのフグにも手をつけず。
塾長が「もうちょっと頑張ってみようよ!」とか励ましても、ますます引いているのが横で見ていてもはっきりわかります。
そこで、試しに聞いてみました。
「じゃあさ、もし塾の中で
好きなことだけやっていい
嫌いなことはやらなくていい
って言われたら、どうしたい?」
彼女が言うには、
子どもたちに勉強を教えるのは好き。
子どもたちとおしゃべりしたり相談に乗ったりするのも好き。
教室の掃除も嫌いじゃない。
書類仕事はあんまり好きじゃないけど、嫌いというほどじゃない。
講師仲間も塾長もいい人なので大丈夫。
「ふーん、じゃあ嫌いなことは?」
「・・・欠席電話」
欠席した子の家に電話をかけて、
「今日の授業はここまでで、何ページが来週までの宿題です」
と連絡するのが欠席電話。
彼女はこれが嫌いだったようです。
「お母さんと話すのが怖い」と。
大学生にとって、生徒の保護者は一回りくらい年上です。
子どもを産んで育ててきたお母さんと比べたら、自分は教育の経験が圧倒的に少ない。
それで「お母さんの立場が上、自分はずっと下」という引け目を感じていたそうです。
だから怖くて電話できないと。
塾長はここに気づかなかったんですね。
お母さんと同年代で2児の父で、入塾の相談会から面識があるので、塾長とお母さんは対等なんです。
バイト講師とは視点が違う。
考えてみれば、
お母さんだって小学5年生を育てるのは初体験で、
去年から計60人も小5を見てきたバイト講師の方がある意味経験豊富なんですけどね。
もっとも、理屈でマインドセットを変えようとしても難しいと思ったので、1つだけ提案をしました。
「毎回、生徒のふだんの様子を1個褒めて、お母さんを喜ばせよう。
それでも難しかったら、欠席電話は塾長に代わってもらおう。
いいっすよね? 塾長!」
「あ・・・はい、いいでしょう!」
子どもの様子を褒められたら嬉しいはずで、お母さんの態度も「先生、うちの子をお願いします」に変わると思ったんです。
後日、この女性講師は苦手だった欠席電話を克服し、塾長に代わることもありませんでした。
めでたし、めでたし。
(本来なら、採用の時点で欠席電話の研修をするべきなんですけどね)
ところで、宴の席でのフグ料理ですが、
彼女が手をつけなかったのは
「お魚、苦手なんで。。。」
彼女の分は
スタッフが(私が)美味しくいただきました。
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■〈2〉編集後記&お知らせ
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今日のメルマガは新幹線の中で書いています。
私だけかもしれませんが、
新幹線の席って仕事がはかどるんですよ。
この座席をまるごと売ってくれたら仕事部屋に設置したいくらいです。
《新刊のおしらせ》
◆絶賛発売中!!
『採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論』(かんき出版)
https://amzn.to/2M359U3
《セミナーのお知らせ》
◆2018年12月21日(金) 10:00~ 13:00 【空席わずか】
SMBC定額制セミナー「問題解決のためのミニマルシンキング(最小限の思考法)」
http://bit.ly/2xZZx8W
◆2018年12月21日(金) 14:00~ 17:00
SMBC定額制セミナー「伝わる、勝てるプレゼンの技術」
http://bit.ly/2IBjpmR
◆2019年1月23日(水) 13:00~17:00
大阪商工会議所「問題をサクッと解決できる『ミニマル思考』講座」
http://bit.ly/2CA7BRs
【ご意見・ご感想】お待ちしております。
http://suzukieichi.com/contact/
【バックナンバーはこちら】
http://analyst-ex.com/bkn114696/1/
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発行責任者:鈴木鋭智
オフィシャルブログ:http://suzukieichi.com
(C)Copyright 2018 eichi suzuki
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『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』、
『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
の著者、鈴木鋭智が
書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
気づいたり、考えたりしたことを
ゆる〜く、軽〜くお伝えします。
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地方の学習塾をお手伝いしたときの話です。
塾長によると、若い女性講師(大学生アルバイト)が辞めたがっていると。
彼女のモチベーションを上げて、どうにか引き留めたい、
という話でした。
そこで塾長が企画したのが、飲み会。
しかも豪勢にフグ料理の店に講師全員を招待しました。
でもその女性講師、ウジウジして「モチベーション」がまったく上がっていないんです。
せっかくのフグにも手をつけず。
塾長が「もうちょっと頑張ってみようよ!」とか励ましても、ますます引いているのが横で見ていてもはっきりわかります。
そこで、試しに聞いてみました。
「じゃあさ、もし塾の中で
好きなことだけやっていい
嫌いなことはやらなくていい
って言われたら、どうしたい?」
彼女が言うには、
子どもたちに勉強を教えるのは好き。
子どもたちとおしゃべりしたり相談に乗ったりするのも好き。
教室の掃除も嫌いじゃない。
書類仕事はあんまり好きじゃないけど、嫌いというほどじゃない。
講師仲間も塾長もいい人なので大丈夫。
「ふーん、じゃあ嫌いなことは?」
「・・・欠席電話」
欠席した子の家に電話をかけて、
「今日の授業はここまでで、何ページが来週までの宿題です」
と連絡するのが欠席電話。
彼女はこれが嫌いだったようです。
「お母さんと話すのが怖い」と。
大学生にとって、生徒の保護者は一回りくらい年上です。
子どもを産んで育ててきたお母さんと比べたら、自分は教育の経験が圧倒的に少ない。
それで「お母さんの立場が上、自分はずっと下」という引け目を感じていたそうです。
だから怖くて電話できないと。
塾長はここに気づかなかったんですね。
お母さんと同年代で2児の父で、入塾の相談会から面識があるので、塾長とお母さんは対等なんです。
バイト講師とは視点が違う。
考えてみれば、
お母さんだって小学5年生を育てるのは初体験で、
去年から計60人も小5を見てきたバイト講師の方がある意味経験豊富なんですけどね。
もっとも、理屈でマインドセットを変えようとしても難しいと思ったので、1つだけ提案をしました。
「毎回、生徒のふだんの様子を1個褒めて、お母さんを喜ばせよう。
それでも難しかったら、欠席電話は塾長に代わってもらおう。
いいっすよね? 塾長!」
「あ・・・はい、いいでしょう!」
子どもの様子を褒められたら嬉しいはずで、お母さんの態度も「先生、うちの子をお願いします」に変わると思ったんです。
後日、この女性講師は苦手だった欠席電話を克服し、塾長に代わることもありませんでした。
めでたし、めでたし。
(本来なら、採用の時点で欠席電話の研修をするべきなんですけどね)
ところで、宴の席でのフグ料理ですが、
彼女が手をつけなかったのは
「お魚、苦手なんで。。。」
彼女の分は
スタッフが(私が)美味しくいただきました。
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私だけかもしれませんが、
新幹線の席って仕事がはかどるんですよ。
この座席をまるごと売ってくれたら仕事部屋に設置したいくらいです。
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