【鈴木鋭智(ミニマル思考カフェ)】 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2018/11/14(水) 12:10 | 外国人受講者ほど「簡単だった」と答えるアンケートの謎【ミニマル思考カフェ】 |
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◆ミニマル思考カフェ◆
<2018.11.14 Vol.0079>
外国人受講者ほど「簡単だった」と答えるアンケートの謎
鈴木鋭智オフィシャルブログ
http://suzukieichi.com
※配信停止はこちらから→ https://twelfth-ex.com/dm/114696/1/
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■〈1〉外国人受講者ほど「簡単だった」と答えるアンケートの謎
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
こんにちは。
鈴木鋭智です。
本メルマガは
『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』、
『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
の著者、鈴木鋭智が
書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
気づいたり、考えたりしたことを
ゆる〜く、軽〜くお伝えします。
────────────────────────────
■〈1〉外国人受講者ほど「簡単だった」と答えるアンケートの謎
────────────────────────────
定期的に登壇しているセミナーで
受講後のアンケートというのがあります。
「本日のセミナー講師はいかがでしたか?」から
「受付、司会、その他のサービスはいかがでしたか?」まで
いろいろな質問に5段階で答えるわけですが、
その中に
「本日のセミナーのレベル感はいかがでしたか?」
という項目があります。
「5:難しかった 4:やや難しかった 3:ちょうどよかった 2:やや簡単だった 1:簡単だった」
「5:難しかった」や「1:簡単だった」が多ければ
難易度が受講者に合っていないということなので、
テキストの内容や事例の説明の仕方を調整します。
特に「1:簡単だった」は
「若手向けで管理職の自分には物足りない」とか
「もっと高度なことを聞きたかった」など
ネガティブなコメントを添えられることも多く、
受講者とのマッチングに関わる改善ポイントなんですよ。
だからアンケートには結構マメに目を通します。
すると、
ときどき「おや?」と思うことがあるんです。
100人くらい受講者がいると、4〜5人は外国出身の方がいます。
やっぱり読み書きのワークではみなさん苦労するんですよね。
先日も全体でワークをやっている間、一人の方に
平仮名の「す」と「お」の書き方を教えていたり(笑)
私のセミナーは結構ハイテンポなので
大丈夫かなあ? 聞き取れてるかな? ついてこれるかなあ?
と心配してしまうのですが、
そんな外国人受講者のほとんどが、
アンケートでは
「1:簡単だった」と答えるんですよ。
ウソでしょ?!
苦労してたでしょ?
いっぱい質問してたでしょ?
それで、「レベル低すぎ」って批判?
まさか、チャイニーズ・ジョークの一種とか?
外国人には難しかったはずなのに、
「1:簡単だった」が日本人より多い。
これがずっと腑に落ちなかったんですよ。気づいてから2年くらい。
そして先日、
ふと気づいたんです。
もしかしたら、
彼らの「簡単だった」は
「わかった」の意味だったのではないか?
難しい=わからない点が残った
簡単だった=すべて解決できた
だとしたら、
あれだけ苦労して、質問して、
てにをは(助詞)まで直された外国人受講者たちが
そろって「1:簡単だった」と答えるのも筋が通ります。
日本人受講者は「セミナー内容の難易度」を答えるのに
外国人受講者は「自分の理解度、満足度」を答えていた
かもしれない。
もう一度、質問項目を見てみましょう。
「本日のセミナーのレベル感はいかがでしたか?」
「レベル感」・・・たしかに客観とも主観とも取れる表現でした!
皮肉なチャイニーズ・ジョークじゃなかったんですね(笑)
外国人社員との気持ちの行き違いは
こんな些細なズレが原因だったりするものです。
────────────────────────────
■〈2〉編集後記&お知らせ
────────────────────────────
この「簡単=わかった」という解釈、
駅から家まで歩いているときに
ふと降りてきました。
歩いているときとか電車の中とか
移動中に思いつくことって多いです。
でも運転中ってこういうことないんですよね。
ボーッとできないからでしょうかね。
《新刊のおしらせ》
◆絶賛発売中!!
『採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論』(かんき出版)
https://amzn.to/2Iwt51K
《セミナーのお知らせ》
◆2018年12月21日(金) 10:00~ 13:00 【空席わずか】
SMBC定額制セミナー「問題解決のためのミニマルシンキング(最小限の思考法)」
http://bit.ly/2xZZx8W
◆2018年12月21日(金) 14:00~ 17:00
SMBC定額制セミナー「伝わる、勝てるプレゼンの技術」
http://bit.ly/2IBjpmR
◆2019年1月23日(水) 13:00~17:00
大阪商工会議所「問題をサクッと解決できる『ミニマル思考』講座」
http://bit.ly/2CA7BRs
【ご意見・ご感想】お待ちしております。
http://suzukieichi.com/contact/
【バックナンバーはこちら】
http://analyst-ex.com/bkn114696/1/
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発行責任者:鈴木鋭智
オフィシャルブログ:http://suzukieichi.com
(C)Copyright 2018 eichi suzuki
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『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』
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書いたり、喋ったり、子育てしたりの日々の中で
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受講後のアンケートというのがあります。
「本日のセミナー講師はいかがでしたか?」から
「受付、司会、その他のサービスはいかがでしたか?」まで
いろいろな質問に5段階で答えるわけですが、
その中に
「本日のセミナーのレベル感はいかがでしたか?」
という項目があります。
「5:難しかった 4:やや難しかった 3:ちょうどよかった 2:やや簡単だった 1:簡単だった」
「5:難しかった」や「1:簡単だった」が多ければ
難易度が受講者に合っていないということなので、
テキストの内容や事例の説明の仕方を調整します。
特に「1:簡単だった」は
「若手向けで管理職の自分には物足りない」とか
「もっと高度なことを聞きたかった」など
ネガティブなコメントを添えられることも多く、
受講者とのマッチングに関わる改善ポイントなんですよ。
だからアンケートには結構マメに目を通します。
すると、
ときどき「おや?」と思うことがあるんです。
100人くらい受講者がいると、4〜5人は外国出身の方がいます。
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大丈夫かなあ? 聞き取れてるかな? ついてこれるかなあ?
と心配してしまうのですが、
そんな外国人受講者のほとんどが、
アンケートでは
「1:簡単だった」と答えるんですよ。
ウソでしょ?!
苦労してたでしょ?
いっぱい質問してたでしょ?
それで、「レベル低すぎ」って批判?
まさか、チャイニーズ・ジョークの一種とか?
外国人には難しかったはずなのに、
「1:簡単だった」が日本人より多い。
これがずっと腑に落ちなかったんですよ。気づいてから2年くらい。
そして先日、
ふと気づいたんです。
もしかしたら、
彼らの「簡単だった」は
「わかった」の意味だったのではないか?
難しい=わからない点が残った
簡単だった=すべて解決できた
だとしたら、
あれだけ苦労して、質問して、
てにをは(助詞)まで直された外国人受講者たちが
そろって「1:簡単だった」と答えるのも筋が通ります。
日本人受講者は「セミナー内容の難易度」を答えるのに
外国人受講者は「自分の理解度、満足度」を答えていた
かもしれない。
もう一度、質問項目を見てみましょう。
「本日のセミナーのレベル感はいかがでしたか?」
「レベル感」・・・たしかに客観とも主観とも取れる表現でした!
皮肉なチャイニーズ・ジョークじゃなかったんですね(笑)
外国人社員との気持ちの行き違いは
こんな些細なズレが原因だったりするものです。
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この「簡単=わかった」という解釈、
駅から家まで歩いているときに
ふと降りてきました。
歩いているときとか電車の中とか
移動中に思いつくことって多いです。
でも運転中ってこういうことないんですよね。
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